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掲載日2011年03月06日 0 0
媒体本紙(朝刊)


東北新幹線「はやぶさ」デビュー/東京―新青森、最短3時間10分
時速300キロ、営業運転スタート

 東北新幹線の新型車両E5系「はやぶさ」が5日、営業運転を始めた。国内最速の時速300キロで走行し、東京―新青森間をこれまでより10分短い最短3時間10分で結ぶ。JR東日本の新型車両導入は1997年12月以来。国内初のファーストクラス「グランクラス」を備え、新幹線の高速時代をけん引する最新鋭車両がデビューした。

 新青森駅では午前6時10分、三村申吾青森県知事らが見守る中、約400人を乗せた上り一番列車「はやぶさ4号」が出発した。
 E2系「はやて」の最高時速275キロに対し、はやぶさは最高時速320キロの走行性能を持つ。製造費は10両編成で約36億円で、全車両に振動低減装置を装備。当面、東京―新青森間を1日2往復、東京―仙台間を1往復する。停車駅は大宮、仙台、盛岡に絞り、八戸には新青森発の上り1本のみが停車する。
 JR東日本は今後、投入車両を増やしていく方針で、同社の清野智社長は新青森駅での出発式で「E5系は技術の粋を集めた。今後、車両を増やし、期待に応えたい」と語った。
 1本に18席のグランクラスは本革シートで、専任アテンダントによる飲食サービスが受けられる。東京―新青森間でグランクラスを利用した東京都の会社員波形明さん(40)は「疲れにくいシートで、くつろげた。料金は高いかもしれないが、車内サービスを考えれば、飛行機とも競争できると思う」と話した。
 料金は東京―新青森間の普通車指定席で1万6870円で、現行のE2系「はやて」より500円高い。グランクラスはグリーン車より5000円高い2万6360円。
 13年3月には最高時速320キロでの営業運転を実現し、東京―新青森をさらに5分程度縮め、最短所要時間3時間5分程度を目指す。

【カラー写真】営業運転を開始した東北新幹線の新型車両E5系「はやぶさ」=5日午前11時23分、青森市三内

用語解説
 東北新幹線  はやぶさ  E5系  はやて  青森市